知らずに空気を飲み込んでいる呑気症がおならの原因だった！

呑気症＝空気嚥下症はストレスが原因のことが多い

おならが多いという悩みは、呑気症を治すと解消することが多くあります。
呑気症というのは「空気嚥下症（くうきえんげしょう）」というのが正式名称です。

空気嚥下症（呑気症）の原因とは

だれでも飲食の際などには、少なからず空気も一緒に飲み込んでしまいますが、これが異常なほど大量になるのが呑気症です。
ゲップやおならがたくさん出てしまったり、うまく出せずにおなかの中に溜まって、お腹がはって苦しいという症状に悩むことになります。

これは、実は精神的なストレスが重なったことが原因となる場合が少なくありません。
例えば、緊張して「ゴクリ」とつばを飲み込むときには、一緒に空気が入ってしまいますね。
誰でも時にはそのようなシーンがありますが、精神的なストレスがひどいと、空気を飲み込むことが知らずに癖になっていることがあります。
そのせいでお腹が張って苦しいなど、生活に支障をきたす場合は「呑気症」ではないか診断してもらい、治療をしなくてはなりません。
 

おならの臭いで確認しよう

おならが多く、胃腸にガスが溜まりやすいという人で、おならが臭くないという場合には、呑気症によっておならが増えていると考えられます。口から飲み込んだ空気が出てくるだけですので、発酵ガスや腐敗ガスのにおいはしないのです。

逆に臭いおならというのは、腸内環境の悪化や消化不良によって発生するガスが素となっています。

ただし、どちらの原因も合わさって生じているおならというのもあります。

呑気症の治療には

まずは、呑気症のせいでガスが溜まるのか、それとも胃腸その他の消化器になんらかのトラブルが起きているせいでガスが発生しやすいのかを調べる必要があります。

内科消化器科でエコー検査や内視鏡検査をしてもらうと、すぐに様子がわかります。消化器に特別な問題がない場合には、次に原因となっているストレスに対処する方法を探っていきます。

緊張や不安といった極度のストレスが取り除かれれば、自然と呑気症は治っていくものです。

リラックス効果のあるサプリメントや薬を処方してもらい、必要であればカウンセリングを受けることができます。

噛みしめ呑気症にも注意

「噛みしめ呑気症」というものもあります。これは、奥歯を噛みしめる癖のせいで、空気を含んだ唾液を飲み込んでいる状態です。

意識していなくても、奥歯をぎゅっと噛みしめてはいませんか？この癖を直すようにすると、おならが減ったり、おなかのガス溜まりがなくなるという実験結果が出ています。

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