おなかが張って苦しいと思っているうちに、吐き気がしてきてますます苦しい!
そんなときはどうしたらいいのでしょうか。
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ガス抜きをまずは試そう
お腹のガスが胃や胸を押し上げてしまうほど溜まっていると、吐き気がしたり息苦しくなることがあります。
そんなときは、ガスを排出しやすくなる対策がすぐに必要です。
まずは横になって、おなかをさするなどしてガスを動かしましょう。
ガスだまりをつぶす薬を飲むのもいいでしょう。
早めに医師に診てもらわなくてはなりません。
腸閉塞の可能性を考える
腹部膨満感と吐き気は「ウイルス性胃腸炎」などと間違いやすい症状ですが、実は腸閉塞の症状のひとつでもあります。
これは「イレウス」ともよばれますが、簡単に言えば腸が詰まってしまう症状です。
なんらかの原因で便が出ない状態が長く続き、腸の中で炎症がひどくなった状態です。
おならだけは出るという場合はまだいいのですが、腸閉塞になるとおならさえも通る道がなくなってしまいます。
そして腸の中の炎症のために細菌が大繁殖し、腹膜炎を起こすところまで悪化してしまうと、命の危険もあるんです。
または腸が詰まることで血流が途絶え、壊死してしまう恐れもあります。
腸閉塞の場合、腸に停滞した腐敗物が行き場をなくして逆流してくることで、吐き気が生じます。
吐いたものから便の臭いがするというのが、腸閉塞の大きな特徴です。
腸閉塞の種類と原因
単純性イレウス
腸閉塞の原因としては、手術などで腸に癒着が見られるときや、腫瘍がある際などが考えられます。
これは「単純性イレウス」と呼ばれ、手術歴があったり治療中の場合に起こることが多いので発見がしやすいものです。
すぐ医師に診てもらいやすく診断がつくので、早めの処置が可能です。
絞扼性イレウス
ほかに腸がねじれる「腸ねん転」やヘルニアが原因の「絞扼性イレウス」もあります
この場合、突然の強い腹痛が生じますので救急車で運ばれるケースが多いです。
糞便性イレウス
しかし、大きな病気はなくても便秘を放っておいたために腸閉塞を起こした例もあります。
これも単純性イレウスの一種ですが「糞便性イレウス」として区別できます。
「便秘くらいで病院に行くなんて…」と躊躇してしまって便秘が極端に悪化する可能性があるのがこれです。
この場合、じわじわと腸閉塞が進行するパターンがあり、ぎりぎりになるまでわからないこともあります。
軽い腹痛と吐き気の段階で内科を受診しても、問診だけでは風邪や胃腸炎だと誤診される可能性があるのが恐ろしいところです。
子供やお年寄りは、悪化しているのに周囲が気づきにくいことがあり、特に注意が必要です。
聴診と超音波検査をしてもらうと、腸の動きの異常がわかるのですぐに診断がつきます。
便秘からの腸閉塞を防ぐには
1週間以上便が出ないときは、適切な便秘薬を使用していったん出してしまうようにしましょう。
便秘の原因が、腸の重大な病気である可能性もありますので、一度は胃腸科で検査を受けてみてください。
腸内環境を整える食生活は大切です。食物繊維と水分補給、乳酸菌の補充を意識した食材を多く摂りましょう。
ただし、不溶性食物繊維の過度な摂りすぎが腸閉塞を誘引するケースがあります。
通常の食事から食べる分量で問題になることはあまりありませんが、サプリメントなどで食物繊維を摂る場合、決められた量以上は飲まないように注意が必要です。
参考:日本消化器科外科学会 2015教育集会資料
社会医療法人財団慈泉会相澤病院 腸閉塞について
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