はちみつで善玉菌を増やす！整腸作用に注目。お砂糖の代わりに使ってみよう

甘いお菓子の食べすぎは腸内環境を悪化させてしまうと言われますが、はちみつは別なんです。
はちみつには整腸作用があることをご存知でしたか？

ハチミツのグルコン酸がビフィズス菌を増やす

はちみつは蜂が集めた花の蜜を自らの持つ酵素で「加工」してできあがります。

蜂は花の蜜を吸いこんで集め、自分のおなかに貯めて巣に持ち帰ります。
そして巣の中でその蜜を広げて水分を抜き「濃縮」するんです。
その過程で蜂の持つ酵素が混ざり、蜜を発酵・変化させることであの独特のとろりとしたはちみつができあがるのです。

花の蜜と一緒に少量の花粉が混ざることで、ビタミンやミネラルも含まれ栄養たっぷりのはちみつ。
特にグルコン酸というブドウ糖が発酵して生まれる成分がパワーを持っています。
グルコン酸はローヤルゼリーや、酢などの発酵食品に含まれる有機酸の一種です。
まろやかな酸味が特徴。

グルコン酸は、一日2ｇ摂取するとビフィズス菌を増やす作用があり、オリゴ糖と同じくらい腸内環境を整えるのに良い成分として分類されています。グルコン酸とオリゴ糖の両方を含むはちみつは、「プレバイオティクス」食品と言えます。

下痢気味の体調にもはちみつはおすすめ

さらにはちみつは古代から薬として活用されてきました。
はちみつにはそれ自体にもオリゴ糖が含まれています。これも整腸作用に効果的。

古代ローマでも下痢の治療にハチミツを用いていたという記録があります。
腸内の粘膜を保護し、消化不良の改善に役立つので、おなかを壊しているときに癒してくれるというわけです。

しかも、ハチミツにはトリプトファンという、リラックスホルモン「セロトニン」を作り出す物質も含まれています。
ハチミツを食べるとほっとするのは、その甘い味や食感のせいだけではなく科学的な作用のせいでもあるというのは、ちょっと不思議な感じもしますね。

ストレスや緊張などで下痢をしやすく、そのせいでおならが増えるのも気になっているという場合に、ハチミツの力を借りるのはどうでしょうか。

はちみつを食生活にとりいれてみよう

これまではちみつにあまりなじみがなかった人も、おなかのために摂取量を増やしてみてください。
砂糖の代わりに少しずつ使っていくといいですね。

毎日のトーストに

いつものジャムの代わりにトーストにはハチミツを。
「ハチミツとバター」は定番の美味しさです。

バナナヨーグルト

乳酸菌と一緒に摂るにはヨーグルトにかけるのが最もお手軽です。
そこにバナナを加えれば、バナナに含まれるオリゴ糖とのトリプルの相乗効果が期待できます。

お菓子作りに

はちみつは砂糖の1.3倍の甘さがあります。
白砂糖を使うよりもカロリーカットできるので、その分ヘルシーです。
自分でケーキやクッキーなどお菓子を作る人なら、白砂糖の代わりにハチミツを使ってみましょう。

肉料理に

鶏の照り焼きや豚の角煮など、甘辛いタレを絡める肉料理にもはちみつはぴったりです。
下ごしらえのときに肉にはちみつをすりこむと、酵素の働きで肉を柔らかくしてくれます。
そしてそのまま調理すると、砂糖よりもコクのあるうまみが出ます。

ハチミツ100％の飴を食べてみて

「はちみつ100％の飴」という商品が、100円ショップ（ダイソー）の人気商品になっています。
他のメーカーでもハチミツを使ったキャンディが発売されていますので、できるだけハチミツ入りを選ぶといいかもしれません。

「マヌカハニー」ならもっと強力

ハチミツの中でも特に殺菌作用が高いと言われているのが「マヌカハニー」です。

天然の抗生物質とも表現されていて、胃腸の疾患を治療するのに活用されています。
ピロリ菌や大腸菌を殺菌することでも有名ですね。

虫歯や歯周病、副鼻腔炎など嫌なにおいが気になる炎症の治療にも利用されています。

オーストラリアやニュージーランドが有名な産地なので、どうしても日本の小売店では売っているところが少なく割高になりますが、通販や専門ショップを活用してみてください。

こちらのお店もおすすめです。
・eマヌカ．COM