腸内ガスが溜まってくると、おなかはパンパン、つるような痛みが出たりと、本当に辛いものですね。放っておくと、腸の動き自体が阻害されてしまい、痛みも強くなります。そこまでならないうちに、ガス抜きをしましょう。
腹部膨満感を感じるときにペパーミントが良いということは、ヨーロッパで古くから知られています。また天然の胃薬とも言われ、漢方薬でも薄荷(ミント)を配合したものが多いですね。
実は市販のほとんどの胃腸薬にも配合されています。胃薬を飲むとすーっとした感じがするのは、ミントが入っているからです。
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メントール成分が効く
ミントのスーッとする成分であるメントールは、セロトニンという胃液の分泌を妨げたりおなかの筋肉を緊張させる成分を抑え、腸のリラックスを促します。
さらにサブスタンスpという、痛みや筋肉の収縮を強くする伝達物質を抑えることができます。
また、筋肉を収縮させるカルシウムがおなかの筋肉細胞に流れ込むのを防いでくれます。
こうしたメントールの働きのおかげで、お腹が張って苦しいときにその不快感を和らげることができるのです。
そのほか、ミントの効用はたくさんあります。
- 胆汁の分泌を促進する
- 腸のぜん動を正常にする
- 胃のもたれ、胸焼け対策
- 鼻づまり、のどの痛み対策
- 偏頭痛、眠気対策
- 抑うつ、イライラを鎮める
- ほてりを冷ます
- などなど・・・
ペパーミントが一番
ミントにも多くの種類があります。その中でも、最も薬効があるとされているのはペパーミントです。
- ペパーミント 青草の風味があり、強いメントールの刺激がある。ブラックペパーミントと呼ばれる紫がかった茎で香りの高い種類もある。
- スペアミント 先が尖った葉。香りが穏やか、甘みが強い。
- アップルミント 肉厚で柔らかい毛が生えた、先が丸い形の葉をしている。リンゴの香りがあり、デザートのトッピングによく用いられる。乾燥葉にしにくいので、ティーにするなら生葉を使用する。
- パイナップルミント 葉に白やクリーム色の斑が入る。柔らかい毛が生えている。
- クールミント 背はあまり高くならず、明るい緑色の葉。メントール量が多いが、かなり味がきついためティーにはむかない。
その他オレンジミント、チョコレートミント、バナナミント、バジルミント、ジンジャーミントなど、様々な種があります。
ガス抜きのためのミントの摂りかた
ミントはガムやミントタブレットなどにもたくさん使用されていますが、ガムや飴を食べるときに空気を飲み込みやすいので、オナラ対策としてはおすすめできません。またガムに含まれるソルビトールが腸内ガスを増やしてしまうこともあります。
やはりメントールをよく溶け出させたミントティーが最適です。
ショウガとレモンバームを合わせたハーブティーにすると、複合効果が期待できるのでおすすめ。
- ペパーミントの葉5枚 (乾燥葉なら小さじ1程度)
- レモンバームの葉5枚 (乾燥葉なら小さじ1程度)
- ショウガの薄切り2枚 (ショウガパウダーやショウガチューブでも可)
- はちみつ 大さじ1 (お好みで調節します)
1.熱いお湯500ccを注ぎ、5分程度蒸らします。
2.漉してから冷やして保存してもOK。
一日に数回飲むことで、ガスだまりができにくくなります。また、既にお腹が張って苦しいときに温かいミントティーを飲むと、辛さを和らげることが出来ます。
暑い時期は冷たいミントティーが美味しいですね。ただしキンキンに冷やしてしまうと、胃腸にはあまり良くありませんので、氷はほどほどに。
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